秋もたけなわ 〜前哨戦
         〜789女子高生シリーズ

         *YUN様砂幻様のところで連載されておいでの
          789女子高生設定をお借りしました。
 


      3



そろそろ街路樹も色づき始め、
それがいや映える秋晴れの昼下がりのQ街にて、
奇遇にも鉢合わせた知己同士。
確かに知り合い同士じゃああるけれど、
学生と社会人というほどに年令も違えば、
よって 常の活動範囲も全く重ならぬ間柄。
なので、
前以ての待ち合わせでないなら まずは遭遇不可能のはず。

  とはいうものの

たまさか此処で出逢えたこと、
単なる偶然以上の手ごたえでもって受け止め、
そのまま“じゃあね”としなかった佐伯さんだったのは、

  今 手掛けておいでのお務めへ
  彼女らが関わりがあるのかもと踏んだらしい

というくらいは、想像がついた三華様らであったのだけれど。

  まさかに
  関わりどころか
  自分たちへの疑惑を追っていた彼だったとは……。






明るい秋の陽が照らすあちこちが、
蜂蜜がけしたように甘く目映い昼下がり。
駅ビルの通路なんていう
殺風景で明けっ広げなところでの立ち話も何だからと。
いつもの流れで、3人の女子高生を引き連れた佐伯さんが向かったのは。
意外や意外、彼のテリトリの警視庁ではなく、
駅ビルからもさして離れぬご近所にある、とあるホテルのロビーであり。
さほどに厳格そうではないながら、
それでもドアマンが立つロータリーつきの入口というのは、
単なるマートビルとは一線を画していて。

 “ありゃりゃあ。////////”

駅前という場所柄からだろう、
地階や2、3階には商業テナントが入っているエリアも広く取られており、
よって、宿泊する目的以外での利用客も、多数出入りするホテルじゃあある。
現に、見渡したロビーも結構な人の出入りはあるようで。
縦にも横にも奥行きがあるから、雑踏ぽい印象にはならないだけの話かも。

 「でも、そういやロビーまで入ったのは久し振りだなぁ。」

ブティックにせよエステにせよ、
十代の女子高生にはあんまり守備範囲じゃあない階層の店舗が多いので、
平八も久蔵も、
広々としたロビーの大部分を占めているカフェで、
人と待ち合わせをしたり、買い物途中で休んだことがある程度の
お馴染み度合いらしかったけれど。

 「シチさんは、
  お父様の個展の打ち上げとかで
  上の大広間とかへも運ばれたことがおありなのでしょう?」

吹き抜けとなった高い天井の端々の、
ロココ調だろうか、豪奢な装飾を見上げたついで。
何げなく思い当たりを口にしただけの平八だったのへ、

 「え? ええ、まあ…。」

ひくりと震えた肩だったの、
いきなり問われたんで びっくりという様子へ装って、

 「でも、アタシもどっちかと言うと
  こっちのカフェの方がお馴染みではありますよ。」

にっこり微笑うと、
季節ごとのロールケーキが美味しくて…と誤魔化したものの。
実のところは、
そんなに遠くないとある出来事があったのの、
いわば発端の場でもあるものだから。
今の今まで、ついぞ思い出しもしなかったのに、
此処へと運んだその途端、何かのおまじないが解けでもしたか、
あの一件のあれやこれやが断片的に蘇って来て、
一人うろたえる七郎次お嬢様だったりし。

 だってだって、あのそのえっと。///////

微妙に覚えてないとはいえ、
好きで好きでたまらぬお人と一夜を共にしたらしい顛末は、
誰かに知られたら どう説明すればいいのやらな大事だったし。
その折はただただ舞い上がってしまっただけだったのだけれど、
落ち着いてからはというと、
どうやってそんな夢のような構図となったのか、
覚えてないのが癪で悔しくて地団駄踏んだくらい。
頼もしい懐ろの中へと抱き込まれ、
でもでも紳士なあの人は、指一本触れずにいたようで。
知らぬうちに何かされてたなら そりゃあ衝撃だったろうけれど、
アタシってそんなに魅力ないのかなぁ、
ずんと大人な彼の人にすれば 妹どまりなんだろかと、
逆の“残念”も仄かに感じた辺りが 多感なお年頃。

 “佐伯さんたち、ここを橋頭堡にしてらっしゃるのかなぁ。”

佐伯さんと同様に、警察関係者でもある彼のお人とは、
かつての“前世”では 戦場でのお付き合いが長かったもんだから。
混乱に拍車が掛かったか、
胸中での思惑への用語まで ついついお堅く
(?)なった白百合さん。
そんなこんなで こそりとドキドキしておれば、
ゴブラン織りの贅沢な緞子が張られた猫脚の調度が置かれた、
シックなカフェの一角まで至っており。
立ち止まった佐伯さんに向けてだろ、

 「おお、連れて来たか。」

耳に嬉しい、響きのいいお声がしたものだから、
たちまち、白百合さんの白磁の頬にぱあっと血が昇る。
中庭に配された緑を背にした窓辺近くの席にて、
白磁のカップにてコーヒーを味わっていらした人物こそ、
此処にまつわる七郎次の記憶の、核の部分においでなお人。
さまざまな波風を越えて来たればこその蓄積が織り成すそれだろう、
彫に深みがあって精悍な、いかにも男臭い面差しをした壮年殿で。
肩から背へまで伸ばしたくせのある濃色の髪は、
普通一般の、しかもこの年頃の男性には珍しいがため、
書道家か俳人か、はたまた時代小説の作家せんせえかと、
こそり詮索されることがもはやセオリーな彼だが、
実はバリバリの地方公務員というから

 “日本人て不思議だなぁ…。”

 誰ですかこれは。(笑)

長椅子と一人掛けのひじ掛け椅子とがセットになってた一角だったあたり、
この顔触れが来るよというのは連絡済みだったらしく。
まろやかに愛らしい少女から、
聖女様のようにはんなり麗しい乙女に、
凛然とした視線が限りなくクールな令嬢まで、
十代の綺麗どころがずらりと揃っての席に着いたのへは、
これまた周囲がさわさわさざめいたものの。
さすがに席同士がずんと離してあったので、
一応の用心をすれば会話は漏れまい配置でもあって。
お定まりのこととして、それぞれに飲み物を注文しての さて。

 「勘兵衛様、もしかして職務外のお話なのでしょか。」

そうと口火を切った七郎次が、
少ぉし身を乗り出したのは、声を押さえたから。
だって、警視庁の捜査課の警部補という勘兵衛なのに、
こんな場所で女子高生を相手に油売ってていい筈がない。
それに、

 『君らが世直しさながらに
  ここいらで問題起こす輩を薙ぎ倒して回ってるって噂があってね』

佐伯さんは そうと言い、
詳細はここでは何だからと、
彼女らを駅ビルからこちらまで連れて来たわけで。
くどいようだが、正規のお調べなのならば、
この辺りを管轄とする署の
少年課だろうか担当する警察官の方々と共に、
手続きを踏んだ上での事情聴取と持ってけばいいのであって。
こんな優雅なところへ おいでおいでと招く必要はない。
さっきの痴漢引き渡しの手続きにしても、
融通というのじゃなく、そちらのお調べの都合との抱き合わせとして、
迅速に運ぶよう、手順の先回りをしての一足飛び。
関係する担当者を見越して、
とっとと呼び付けてしまうという荒業を使ったって、
特に差し支えはなかったはずだ。

 なのに、この現状だということは

 「ああ。
  立件ないし捜査の対象には、
  まだ挙がってはない話だ。」

言外にした部分をあっさりと読まれたからか、
さすがは聡いなと口元ほころばせ、
すんなりと苦笑して見せた勘兵衛だったが、
そのまま付け足したのが、

 「知己だからといって、犯罪を看過するつもりはない。
  そこは判るな?」

 「勿論です。」

白百合さんに合わせたか、勘兵衛の側もやや上体を倒し、
鹿爪らしくも真顔になってのお言葉だったのへ。
当然のことでしょうと即答を返した聖女様だったが、

 “看過したのが多少はあったような…。”
 “正当防衛の廉売は問題ないのかな。”

ひなげしさんと征樹殿とが、
ほぼ同時に“おややぁ?”と内心で小首を傾げたのはここだけの話。
まま、揚げ足取りはともかくとして、


  「セレブレディース?」


注文した飲み物が運ばれて来た“間”をおいての、さてと。
仕切り直しというのじゃないが、
改めてという形で
大人のお二人が懸念しておいでの事案を口にする。

 「いやなに、自分からそうと名乗ってる訳ではないんだけれど。」

微妙にセンスを疑われそうなネーミングなだけに、
かと言って、自分たちが便宜上そうと呼んでる訳でもないんだよと、
そこのところを妙に力説した佐伯さんだったのは ともかく。(苦笑)

 「征樹がとっかかりとして話したと思うのだが、
  まるで世直しでもしているかのように、
  たかりだの喧嘩だのの起きた現場へ現れては、
  乱闘騒ぎを起こした連中を
  軽々と伸してしまう存在がいるらしいのだ。」

 「伸して…って、
  乱闘している相手を引き倒して、ですか?」

お巡りさんを呼んで水入りにするとか、
非常ベルを鳴らして引き分けさせるでなく、でしょうかと。
そういう場面への穏便な対処法とやら、
実は一応知っていたらしい七郎次、
乱暴なとでも思ったか、綺麗な眉をひそめて見せたのへ、(おいおい)

 「それも、この十月に入ってから頻繁にな。」

そこで…おもむろに言葉を切った勘兵衛であり、
征樹もまた、
先程までのような口添えもしないで
3人の女子高生をただ見つめるばかりとあって。

 「……もしかしたら、
  それが私たちの仕業なんじゃないかと疑ってます?」

こちらのご自慢らしきハーブティーを
うっとり堪能していたひなげしさんが、
まずはと口元をひん曲げて見せたものの、
勘兵衛も征樹も、
やっぱり うんともすんとも言葉は発しない。
それがそのまま“是”とも解釈出来たので、

 「アタシたち、そんなに暇人じゃありませんて。」

こちら、白百合さんもまた、心外ですよぉと不満顔。
勿論のこと、紅ばらさんも“うんうん”と深々頷いていて、

 「今月は特に忙しかったんですって。」

10月半ばにまずはの秋の祭典・第一部、体育祭が催される某女学園で。
例年だとハッピーマンデー“体育の日”に絡ませての開催なのだが、
今年の第2月曜は最も前倒しになってしまったので、
第2土曜と第3日曜の2日へとずれ込んだ。
それが 昨日一昨日という今週の頭、
秋晴れの下で無事に幕を下ろしたところで、
今日はそんなお祭りが催された“土日登校”への代休にあたるのだとか。
体育祭と言えば競技の成績を競うのだから、
実行委員会でもない限り忙しくはなかろうと思われがちだが、
参加生徒の側だって、頑張るのは当日だけの話じゃあない。
マスゲームやフラッグチアなど、
みんなで呼吸を合わせる競技もたんとあったので、
その練習も山ほどこなしたし、
彼女らは特にチアリーディングでのブロック別のリーダーもこなした身。
打ち合わせにという呼び出しも結構あっての、
当日以外も忙しい身だったのだから、
ここ周辺でそんな騒ぎを起こすどころか、
寄り付いてもいませんと口々に否定する彼女らであり。

 「でも、ここいらの情報って、
  日頃はチェックしていましたのにね。」

あの、ガールズバンドのお嬢さんたちとの関係で、
こちらのご近所の
とある商店街の方々とも顔見知りとなった彼女らとしては、
単なる遊び場として以上に大事な街でもあるがため。
ややこしい騒動が起きぬよう、
情報集めも怠りなかったのにと言いたいようで。

 「そんな騒ぎを知らずにいたなんて。」
 「確かに問題ですよね。」

ネットを駆使しての情報収集役なのだろう
ひなげしさんのみならず。
七郎次も久蔵も、そんな物騒なことが起きていたとはと。
勘兵衛らが動き出すほどのこと、
気づかなんだとは口惜しいと言いたげに、
お顔を見合わせ、残念がって見せており。

  そうしてそして、
  彼女らから
  そんなお言葉やら態度やらが漏れたのへ

  「…やはりな。」

  あれれ?

私たちが当事者じゃありませんと断言したのへは、
想定内だったか表情さえ動かなかったそのくせに。
そんな輩が跳梁しているなんてと憂いたその途端、
勘兵衛も征樹殿も、
何へか引っ掛かった…というか、
さもありなんという、どこかへ覚悟があったようなお顔になったのが。

 「どうされました?」
 「……?」
 「お騒がせしているのは、私たちじゃありませんのに。」

それこそ意外だ心外だと、
お嬢さんたちが再び 怪訝そうに眉を潜めてしまったのも無理はなかったが。
ちらりと視線を送り合い、示し合わせた警察サイドのおじさまがた二人。
勘兵衛はそのまま、顎のおひげを隠すようにして、
コーヒーのカップを持ち上げてしまわれたのでと。
んんんっと咳払いをした征樹殿が口を開いてのいわく、

 「君らの仕業ではないというのは、
  勘兵衛様にも俺にも察しはついてた。」

それこそ見くびりなさんなと
柔らかくたわめられた目許や口許が象るのは、
直属の上司にちょっぴりそっくりの、
稚気が滲んだそれだったけれど。
そのまま、一段ほど声をひそめての内緒話、
小声での囁きへなだれ込み、

 「ただね?
  心当たりはありませんが、
  そんな輩が出没しているだなんて
  放置しとける筈もない…と来るのが、
  俺たちにすればおっかないんですって。」

 「な…っ。」
 「それって…っ。」
 「……っ

その暴れ者たちと大差無いと言いたいんですか?
アタシたちを信用してないも同然じゃないですかと、
さすが、反射のいい三人娘らがいきり立ったのにも怖じけず。
ですよね?と、勘兵衛の方へ笑顔を向けた征樹だったのへ、

 「んん?」

想いもよらぬ話の展開だというような、
意外そうな目の張りようなぞ、
して見せた勘兵衛だったのだけれども。

 『いやいや、
  あれは勘兵衛さんにもそういう腹積もりがあってこそ。』

のちにひなげしさんは すぱりと切って捨てていて、

 『だって、そこまでの魂胆がないうちだったなら、
  まずは佐伯さんからの報告待ちとする筈です。』

たとえ関係者に我々もどきの名が挙がっていたって、
たかだか一地方の繁華街の片隅での、
しかも十代という若年層での権勢の取り合い。
まだ被害届けも出ていない小競り合いへ、
警視庁の警部補が本気になって掛かる訳にもいきません。
でもでも 私たち関わりではなかろかと気にはなったから、
佐伯さんに下調べをと任せたとして。

 『勘兵衛さんが常のこととして
  シチさんのことを案じているのとは微妙に枠も異なるお話で。
  警察官としての段取りから言えば、
  まだ御大じきじきのお出ましになるはずがない。』

人差し指を立て立て、断言しちゃったひなげしさんへ。
おお〜〜っと感心した紅ばらさんへこそ、
ひっどぉいと泣き笑いのお顔になった白百合さんなのも無理はなく。
そんな二人だったのへ、でもね、と。
苦笑した平八が続けたのが、

 『わたしたちへ直接訊けばいいのに、それをせず。
  でもでも、勘兵衛さんまで現地へ出て来てたっていうことは。』

体育祭明けのわたしらが、
羽伸ばしにと此処へ来るだろうことは先刻承知。
そこへ そんなけしからん輩の噂を耳にして
黙って納まってるはずがないと恐れるのは当然の道理。

 『…断言しますか、ヘイさん。』
 『しますとも。』

自分も含まれてんですよ?
ひっど〜いって憤慨してたじゃないという七郎次からの念押しへ、

 『だって現に、
  到着する前から、まずはと痴漢退治をやってましたしねぇ。』

自分へも公平な論理派さんの、
有無をも言わさぬ語調での言い分へは、

 『う…。』
 『〜〜〜。』

その通りだからこそ、
七郎次も久蔵も二の句が返せぬ。

 『さすがは勘兵衛さんですよね。』
 『うむ、島田侮りがたし。』

重ね重ねの酷評へ、
あのねぇ…と取り付きたがる七郎次だったが その前に。

 あ、それ言うなら兵庫さんも同類かもですよ?
 ……?(え?)

 だってその指輪。かすかですが発信機の反応が。
 ………!?
                                                                               
思わぬ指摘へ、
久蔵が自分の左手を見つめてしまうが、

 久蔵殿のスケジュールをしっかり把握している榊せんせえですもの。
 とはいえ、休日の今日、
 どこへ出掛けるかまでは知らなかったのかもで。

 〜〜〜。

やはり理路整然と言われては、
口下手な紅ばらさん、返す言葉もないままになったけれど。
恨めしげに指輪を見やる様子へは、

 あ、いえいえ。贈り物に咎はありません。
 オーダーメイドですもの、前からの約束になってたんでしょう?

 ……。///////(頷)

込められた誠実に嘘はありませんてと、
平八が執り成したその上へ、

 いいなぁ、久蔵殿。
 それって世界限定のシリアルナンバーつきでしょう?
 うん、ウチの母様も品があって素敵だからって注文してたもの。

七郎次もまた、励ますように声を掛け。

 そのくらいの品にケチつけるのは、
 榊せんせだって本意ではなかったと思います。
 ただ…。

 『久蔵殿の履歴へ疵がつく方が
  もっと恐ろしかったのでしょうね。』
 『〜〜〜〜〜っ。』
 『…おいおいヘイさん。』

 おおかた、
 勘兵衛さんから“これこれこう”と事情を知らされた上で、
 協力を請われたんじゃありませんかね?

 『それって…じゃあ、勘兵衛様一人が悪役ですか?』

 『悪役って。まあ“策士”というか“狂言回し”というか。』

私がフォローするのも何ですが、
悪い意味からの“企て”じゃないと思いますよ?
私たちが頭に来て暴走しないかを最も恐れ、
大事にならぬよう、とっとと手を打たにゃあと
他でもない勘兵衛さん自身が感じたからの“前倒し作戦”だと思うのですよ。

 『前倒し…。』

 『それって、
  偽物によって少しずつ悪い風評が高まって
  取り返しがつかなくなる前に、じゃあなくて。
  アタシたち本人が出て来て
  鳧をつけようという大騒ぎを引き起こさぬように?』

 『ピンポ〜ン♪』

  愛されてますよね、シチさんたらvv
  ………vv(頷、頷)
  あ、久蔵殿もですよ?
  〜〜〜vv(…頷)

 『いやあの、二人ともそんな勝手に盛り上がらないで…。』

  さ、とりあえずは今夜の巡回大作戦への参加の段取りですが。
  ………vv(頷、頷)

 『ちょっと待ってったら、二人ともっ。//////』






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  *後半は箇条書きっぽくてすいません。
   大人たちの思惑というの、
   お嬢さんたちに咬み砕いてもらいました。
   例の“ささやき”チャットでの会話かと。(おい)

  *本文中でシチさんがドキドキの晩を過ごしたお話はこちら。
   『
金環食の そのあとで…


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